神社参拝録
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はじめに
  参拝礼儀  Precious Memories
  神様紹介

参拝礼儀
神は人の敬に依って威を増し人は神の徳に依って運を添ふ 貞永式目

■二拝二拍手一拝


'拝'とは、体を90度折り曲げておじぎをすること。
二度90度のおじぎをして二度拍手をし、再度90度のおじぎをするやり方が二拝二拍手一拝で、ほとんどの神社の参拝はこれで行います。

拍手の時は右手を少し下にずらして打ち鳴らし、手を合わせたら右手を上に戻します。その後、お願い事を神様に伝え最後に一拝します。ずらした手を合わせる行為は、人が神様の徳を頂き一つになったこと(神人合一)を表しているといわれています。

二拝二拍手一拝の前後に、深揖(しんゆう)という45度折り曲げるおじぎをするとさらに恭しい形となります。私はこの方法で参拝しています。



■正中

神社の社殿から、鳥居や神門へと一直線に結んだ線を正中と言います。
正中は神様の通り道とされていますので、私たちは参道の中心を避けて端を歩かなければなりません。
たまに忘れて、ハッとど真ん中を歩いていることに気づかされる私はまだまだ功夫が足りません。



■手水

最初の鳥居周辺には、水をすくって禊(みそぎ)を行うための手水舎(ちょうずや・てみずや)があります。昔は神社の側を流れる川で禊が行われていました。現在では簡素化されましたが、手と口を清めて、体の穢れ(生命力を弱めるあらゆるモノ。気枯れ)を祓う行為が手水です。

手水にはやり方がありますので、ご紹介します。
@右手で柄杓を持ち、左手を清める。
A左手に柄杓を持ちかえ、右手を清める。
B右手に柄杓を持ちかえ、左手を皿にして水をそそぎ、その水で口をすすぐ
C再度左手を清める。
D柄杓の先を上げ、持ち手付近(柄の部分)に水がかかるようにして落とす。

以上を一度にすくった水で行います。
やってはいけないのが、柄杓に口をつけて直接水をすすぐ行為です。
アレは・・・駄目です。



■鳥居

鳥居をくぐるときは、神様に向かって小揖(15度体を折り曲げるおじぎ)をしましょう。
鳥居は神域と日常の境界線です。
そこからは神様の世界となります。
家でいったら玄関にあたります。
人の家に上がる時は挨拶をするものです。
当然帰る時にも神様には挨拶をしましょう。



■服装

スーツを着ていかなければならない!とは言いませんが、神様にお願いを聞いてもらうために参拝するのですから、ふさわしい格好で参拝しましょう。
人に大きな頼みごとをする時には誠意を見せなければなりません。
汚らしい格好で頼まれても、相手を疑ってしまいますよね。
心がけが一番大切ではありますが、形もやはり重要なことなのです。
お祓いを受ける時など、さらに神様に近づく場合はよりふさわしい服装を意識したほうがいいでしょう。事前に神社に聞いてみるといいかもしれません。



■参拝の心

いくつか参拝のための礼儀を紹介しましたが、何より一番重要なのは心がけです。
神様に願いを聞いていただくのに気持ちがないのでは話になりません。

神は人の敬に依って威を増し人は神の徳に依って運を添ふ 貞永式目

敬意と礼を尽くして、神様の前に立ちましょう。
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